エージェントを利用せずに海外留学をするメリット・デメリットとは?
海外留学を検討する際、エージェントを利用するケースが多くあります。また、エージェントを利用して留学をすることはメリットとデメリットがあります。本記事では、エージェントを利用せずに海外留学をするメリット・デメリット、そしてエージェントを利用しないで留学する際の手順について解説します。
エージェントを利用せずに海外留学をするメリット
エージェントを利用せずに海外留学をすることの最大のメリットは、費用を抑えることができるという点です。留学エージェントの大半が手続き手数料やサポート料で利益を得ています。そのため、一般的に現地の学校の紹介や入学の手続きをサポートする手数料やホームステイ先の紹介料など様々なサポートに対して費用が発生します。
また、手数料や学費を低価格にしていても海外留学保険への加入や航空券を選択できない場合があり、結果的に高額になる場合があるので注意が必要です。さらに、学費に関しても提携している学校は学費が割引になることがありますが、提携していない学校の場合は通常の学費に手数料が発生します。
さらに、エージェントを利用しない場合は格安航空券の手配し、費用を抑えることができます。また、留学が初めての海外である場合や海外に長期滞在したことがない場合、不安が多く現地でのサポートを必要だと考える方も多くいます。その際、留学エージェントでは現地サポートのサービスや海外留学保険への加入を提供しています。留学エージェントは、海外にも駐在員がいる分、費用が発生高額になる場合や海外留学保険の選択に制限がある場合があります。
一方、個人でも海外留学保険に加入することが可能です。また、保険会社によって内容は様々であるため、必要であるサポート内容を選択して加入することが可能です。留学エージェントを利用しない個人での留学は、留学前の手続きから現地での生活まで不安な要素が多くあります。しかし、全てを自由に選択することができ、問題が発生した場合にも対応する能力を身につけることに繋がります。
そして、留学エージェントを利用しない分、費用を抑えることが可能です。手続き等の費用を抑えることができた分は、現地での交際費に使うなど留学生活の自由度を向上させることに繋がります。
エージェントを利用せずに海外留学をするデメリット
留学エージェントを利用しないことのデメリットは、情報収集や手続きに時間と労力がかかるという点です。留学エージェントでは、留学生に対し留学の目的や希望をヒアリングします。そして、豊富な知識のあるアドバイザーが留学生に合う留学先の紹介を行います。
一方、個人での留学の場合、国や地域、学校の種類まで全ての下調べを自ら行う必要があります。たとえば、国や地域の特徴、物価、治安から留学先の学校の環境に至るまで様々な要素を調べて決定する必要があります。また、学校を決める際、学校のホームページを留学先の言語で読み、質問があれば自ら問い合わせを行わなければなりません。
さらに、入学に必要な書類や願書の取り寄せから提出までサポートなしで行います。もし、提出内容に不備があった場合は、再提出にも時間がかかります。その他、滞在先も自分で探して決定する必要があります。留学エージェントでは、学校が決定したら滞在先のホストファミリーの紹介なども行っています。
また、学校や滞在先が決定しても手続きすべきことは多数あります。たとえば、学費の支払いや海外留学保険への加入、航空券の手配、パスポートや必要であればビザの取得も行います。つまり、留学エージェントを利用しない場合は、自ら全てを手配する必要があり労力と時間が必要です。
エージェントを利用せずに海外留学をする手順とは?
留学には留学に行くまでにも多くの手続きや準備を行う必要があります。ここでは、留学エージェントを利用しない場合の留学手順について紹介します。
現地の語学学校や大学を検索
まずは留学したい国や地域を決定します。そして、現地の語学学校や大学を検索します。基本的に留学先の言語で検索する必要があります。
入学手続き
行きたい学校が決定したら入学手続きを行います。申し込み方法は書類またはオンラインでの申請があります。記入は間違いのないよう丁寧に確認しながら行います。希望のキャンパスやコース名、スタート日、コース期間なども決定しておく必要があります。また、滞在先を紹介してもらう場合はスタート日と終了日をいつにするのかも事前に決めて申請します。
ホームステイの申し込み
ホームステイの申し込みには3つのパターンがあります。留学する学校で同時に申し込む方法や現地のホームステイを斡旋している業者に申し込む方法、インターネットを利用して直接申し込むなどがあります。
入学条件を満たす準備
大学への入学を希望する場合は必要となる書類や資格があります。TOEFLやIELTSの必要点数、英語の推薦文など必要な書類は学校によって異なります。時間のかかる書類もあるため、事前に確認し手配を行います。
パスポートの準備と受領
パスポートの申請から受領までは時間がかかります。さらに、申請には一般旅券発給申請書1通、戸籍謄本(または戸籍抄本)1通、住民票の写し1通、写真1枚、申請者本人を確認できる書類が必要となります。またパスポートの発行には手数料もかかるため事前に確認が必要です。
就労ビザやワーキングビザの取得
ビザが必要である場合、取得はパスポートの受領後に行います。留学先や留学の目的、期間によって必要なビザは異なります。最新の情報は、各国の大使館のホームページで確認できます。さらに、留学先の学校からの書類が必要である場合があります。その際、書類の到着まで時間がかかる場合があるため余裕を持った準備が大切です。
航空券の手配・海外保険の申し込み
最後に航空券の手配と海外保険の仕込みを行います。航空券に関しては、格安航空を利用したり、渡航時期を調整したりすることで費用が大きく変わります。また、海外保険の加入は任意ですが、加入しておくと安心です。保険会社によって費用や内容が異なるため、自分に適した内容を選択することが大切です。
個人で海外留学を行うには留学までに自ら手続きや情報収集を行う必要があります。そのため、留学までに時間と労力がかかります。しかし、個人で手配することにより何事も自由に選択することができます。
また、問題が発生した際も自分で解決できるスキルを身につけることに繋がります。充実した留学生活にするために、留学エージェントを利用しないことのメリットやデメリットを理解し、自分に適した方法を選択することが大切です。
